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Contract

クルーズ契約書について

はじめに

この翻訳は正式なものではなく、お客様の便宜を図る目的で訳したものですので、一部解釈が異なる場合がございます。予めご了承ください。
弊社パッケージツアー(クルーズオンリー以外)で、クルーズ契約書と弊社旅行条件の内容が違う場合は、弊社旅行条件が優先されます。

クルーズ契約(バージョン10:仮訳)

重要なお知らせ
このクルーズ契約は、ゲストもしくは責任を負う大人が署名するか否かに関わらず法的に拘束力のある契約です。これはゲストの受諾に基づいて運送会社により発行され、ゲストはここに書かれた契約条件に常に従うことになります。

ゲストと責任を負う大人は、9条から23条までに特に注意してください。これらの条項にはゲストの権利を制限し、運送業者、客船、そのエージェント、従業員または請負業者の責任を免じる内容が含まれています。

契約条件
ディズニー・クルーズラインとして業務を行うマジカル・クルーズ・カンパニー・リミテッドとゲストとの間で、以下の通り相互に同意します。
1.このクルーズ契約はマジカル・クルーズ・カンパニー・リミテッドが発行したものです。
2.ゲストは本クルーズ契約に含まれるすべての契約条件、制限、例外、規定を受け入れ、またこれは運送契約ともなります。
3.男性名詞を使いますが、女性も含みます。単数名詞は、文脈上必要な場合は複数を含むものとみなされます。
4.本クルーズ契約は、ゲスト及び同伴するほかの乗客全員、その相続人・代理人によって同意・承認されたものとみなされます。
5.(a)「ゲストGuest」とは、本クルーズ契約のもとで旅行するすべての乗客(大人、未成年者もしくは無能力者)、その相続人、代理人(責任を負う大人を含む)を指します。
(b)「運送業者Carrier」とは、ディズニー・クルーズラインとして業務を行うマジカル・クルーズ・カンパニー・リミテッドと客船自体(もしくは代用船)を指します。
(c)「客船Vessel」とは、運送業者が運航し、乗客が旅行したり権利主張を行う船を指します。
(d)「マスターMaster」とは、乗客が旅行している客船の船長またはその委任を受けた部下を指します。
(e)「所有物property」とは、客室に置かれているか、身に着けているか、受領書と引き換えに貨物室などに保管されているかを問わず、ゲストが客船に持ち込んだり航海中に取得した所持品を指します。
(f)「荷物baggage」とは、ゲストが身に着けている以外の所有物を運ぶ手荷物、バッグ、スーツケースを指します。
(g)「責任を負う大人Responsible Adult」とは、18歳未満の未成年者の両親または保護者、両親・保護者から未成年者の面倒をみるよう依頼された18歳以上の大人、もしくは契約する能力のない者の保護者または法定代理人を指します。責任を負う大人は、個別に、及び未成年者または被後見人に代わってこのクルーズ契約を行います。

6.本クルーズ契約はここに名前のあるゲスト・航海のみに対して有効であり、運送業者の書面による同意がない限り譲渡できません。支払われた運賃は、運送業者のパンフレットにある「キャンセル/払い戻し」の規定以外の払い戻しはできません。

7.18歳未満のゲストや契約する能力のない者は、予約の際に運送業者までそのことを申し出る必要があり、クルーズの際には責任を負う大人の同伴が必要です。このクルーズ契約は、運送業者と責任を負う大人との間の拘束力ある契約となり、責任を負う大人は、個人として、未成年者や契約能力のない者に代わって契約を行います。

8.責任を負う大人として署名した者と未成年者のゲストは、未成年者の行為に対して連帯して責任を負います。署名した者は未成年者のゲストの法的な保護者とみなされます。

9.ゲストが運送業者及び/又は客船に対して故意・過失の不法行為による請求権を提起する場合、運送業者・客船は、以下の理由以外から生じた感情的苦痛、精神的苦痛、心理的危害に対していかなる場合も責任を負いません。
(a)客船のクルーメンバー、マネジャー、エージェント、マスター、オーナー、オペレーターの過失によりゲストに生じた身体的危害の結果
(b)客船のクルーメンバー、マネジャー、エージェント、マスター、オーナー、オペレーターの過失によりゲストに生じた身体的危害の具体的なリスクの結果
(c) 客船のクルーメンバー、マネジャー、エージェント、マスター、オーナー、オペレーターの故意

10.遅延、拘留、けが、病気、感情的苦痛、精神的苦痛、心理的危害またはゲストの死亡に関して、事態が起こった日より6か月以内に詳細を記した書面による通知が本契約内に記された住所まで配達されない限り、運送業者または客船に対する訴訟を維持することができません。また、いかなる国や州の法律規定があったとしても、事態が起こった日より1年以内に告訴し、また告訴後120日以内に訴訟手続きが開始されない限り、訴訟を維持することはできません。

11.所有物の紛失・損害に関して、この契約に関する航海の終了日より30日以内に詳細を記した書面による通知が本契約に記された住所まで配達されない限り、運送業者または客船に対する訴訟を維持することはできません。また、いかなる国や州の法律規定があったとしても、航海の終了日より1年以内に告訴し、また告訴後120日以内に訴訟手続きが開始されない限り、訴訟を維持することはできません。

12.ゲストと運送業者は、クルーズ契約に関わる全ての要求・紛争・問題が、アメリカ合衆国フロリダ州ブレバード郡を管轄する法廷もしくはフロリダ中央地区オーランド区域の米連邦地方裁判所で争われ、ほかの国や州の裁判所では審議されないことに同意します。このクルーズ契約は、集団訴訟ではなく個別の訴訟を通じて排他的に紛争を解決するよう定めます。適用可能な法の定めに関わらず、ゲストは、運送業者に対するいかなる訴訟も集団でなく個別に起こすものであることに同意し、集団訴訟に参加する権限を明示的に放棄することに同意します。客船に対する対物訴訟の場合、ゲストは、本契約書によって取消不能の形で、運送業者の保険会社からの念書が客船の即時解放を適切に保障するものであることに同意します。

13.米国の港に乗船・下船もしくは寄港せず、かつEUの港で乗船・下船しないクルーズについて、運送業者は、「1974年船客とその手荷物の海上運送に関するアテネ条約」及びその1976年議定書(「アテネ条約」)に規定された利益、また責任の制限・除外・免除に与る権利を有します。アテネ条約は、乗客の死亡または傷害に対する運送業者の責任を46,666特別引出権(SDR)に制限し、また乗客の手荷物ほか所有物に対する運送業者の責任を乗客あたり833SDRに制限しています。2017年12月時点で、46,666SDRは約65,983米ドルであり、また833SDRは約1,178米ドルです。SDRの価値は日々の為替レートにより変動しますが、ウォール・ストリート・ジャーナルの紙面もしくはインターネット上http://www.imf.org/external/np/fin/data/rms_sdrv.aspxで確認できます。EU域内国の乗客によって予約されたクルーズ、もしくはEU域内国の港で乗船または下船するクルーズについて、運送業者は、「事故時の乗客に対する運送業者の責任に関するヨーロッパ連合規則392/2009」(EU規則392/2009)に規定された利益、また責任の制限・除外・免除に与る権利を有します。EU規則392/2009は運送業者の責任を次のように制限しています。
(A)「海上事故Shipping incident」による乗客の死亡または傷害の場合、運送業者のコントロールが及ばない状況(戦争、自然災害、第三者の行為など)を除き、乗客は運送業者に対して250,000SDR(2017年12月時点で約353,484米ドル)まで補償を要求できます。しかし、運送業者が事故incidentに関して過失がなかったと証明できなければ、運送業者による補償上限は400,000SDR(2017年12月時点で約565,574米ドル)まで上がります。
(B)「海上事故」によらない乗客の死亡または傷害の場合、事件は運送業者の過失によるものだったと証明できれば、乗客は400,000SDR(2017年12月時点で約565,574米ドル)まで補償を要求できます。(C)乗客の手荷物その他の所有物に関して、乗客は運送業者に対して乗客あたり2250SDR(2017年12月時点で約3,181米ドル)まで補償を要求できます。(D)運送業者の保険会社は、乗客の死亡・傷害について、いかなる状況においても、合計が250,000SDR(2017年12月時点で約353,484米ドル)を超える額について責任を負うことはありません。限られた状況においては、保険会社は支払いを要求されることはありません。SDRの価値は日々の為替レートにより変動しますが、ウォール・ストリート・ジャーナルの紙面もしくはインターネット上http://www.imf.org/external/np/fin/data/rms_sdrv.aspxで確認できます。「海上事故Shipping incident」という用語は、EU規則392/2009の中で「この規則における『Shipping incident』とは船の難破、転覆、衝突、座礁、爆発、火事、欠陥を含む」と定義されています。13条にこれまで出てきた以外のクルーズについては、アメリカ合衆国の法律における制約・除外・責任制限が適用されます。これは合衆国法典第46編30501条から30509条と30511条を含みますが、これらに限りません。別に定めのある場合を除き、本契約はアメリカ合衆国一般海事法に基づいて解釈されます。

14.運送業者またはその保険会社のエージェントまたは従業員は、運送業者のディレクターによる書面同意がない限り、9、10、11、12、13条の要件や効果を権利放棄することができません。

15.ゲストは、本契約に含まれるすべての保護、利益、弁護、責任の除外・制限規定が、運送業者のすべての子会社、関連会社(ディズニークルーズバケーションズ、DCL港湾施設会社、DCL島開発、ウォルト・ディズニー・パークス・アンド・リゾート、ABD、LLC、アドベンチャーズ・バイ・ディズニー・トラベル・サービス、運送業者の親会社、客船の所有者、貸主、転貸者、用船主、裸用船者、その他の用船主、オペレーター、エージェント、マネジャーを含みますがこれらに限りません。これらはまとめて「運送業者の関係者」と呼ばれます)、また運送業者のすべての請負業者、商品・サービスのサプライヤー(配膳業者、売店、医療スタッフ、すべてのオプショナルツアーのオペレーター、独立の請負業者、デザイナー、設置業者、客船やその一部の製造者、上記それぞれのエージェント、使用人、従業員を含みますがこれらに限りません。これらはまとめて「運送業者のサプライヤー」と呼ばれます)にも拡大適用されることに同意します。

16.ゲストの所有物の紛失・破損に関して、その紛失・破損は運送業者またはその従業員の業務中の過失が直接の原因であるとゲストが証明しない限り、運送業者は責任を負いません。所有物の紛失・破損に対する運送業者の責任は、1ゲスト1航海あたり300ドルに制限されます。ただし、ゲストが乗船前に所有物の真の価値を書面で申告し、300ドルを超える分の5%を運送業者に払った場合、賠償責任は申告された真の価値が上限となりますが、その際にも、いかなる場合でも賠償責任が5,000ドルを超えることはありません。

17.現金、有価証券その他の金融商品、金、銀食器、宝石、装飾品、美術品、写真/ビデオ/オーディオ機器、ノートパソコン、携帯電話その他の貴重品の紛失・破損に関して、運送業者は責任を負いません。ただし、その貴重品がマスターもしくは指定された代表者に預けられ、受領書が発行された場合、運送業者の賠償責任は16条に準拠しますが、アテネ条約の下では1,200SDR(2017年12月時点で約1,697米ドル)、EU規則392/2009の下では3375SDR(2017年12月時点で約4,772米ドル)を超えることはありません。SDRの価値は日々の為替レートにより変動しますが、ウォール・ストリート・ジャーナルの紙面もしくはインターネット上http://www.imf.org/external/np/fin/data/rms_sdrv.aspxで確認できます。

18.運送業者は、明示または黙示を問わず、(a)客船の適合性、状態、堪航性、(b)客船で提供される飲食物の適合性、状態、商品適格性を保証しません。運送業者は客船で提供される飲食物の欠陥、不適合、混入物、汚染による不法行為について厳格責任を負いません。

19.運送業者と客船は、不可抗力、戦争またはそれに準じる行動、騒乱、労働争議、当局の介入、海上事故、客船の建設・メンテナンス・修理の遅れそのほか運送業者のコントロールの及ばない原因、火事、盗難その他の犯罪、客船の運航管理上の過ち、客船の船体・機械・備品・装置・調度品・供給品の欠陥・堪航性不足、パイロット・エージェント・独立請負業者・ゲストその他運送業者に雇われていない人間の過失などによるいかなる遅延、拘留、けが、病気、感情的苦痛、精神的苦痛、心理的危害、死亡、破損、遅延、紛失、損害に関しても、運送業者とその従業員に職務遂行上の過失がない限り、責任を負いません。

20.上記に関わらず、運送業者はゲストに対して、客船から陸まで、また陸から客船までの輸送時に運送業者またはその従業員に職務遂行上の過失がある場合を除き、乗船前または下船後の出来事について、責任を負いません。

21.ゲストのための/によるすべての手配―(a)交通機関や旅行(空輸、海輸、陸輸)、(b)オプショナルツアーやアクティビティ、(c)ツアー、(d)テーマパーク、(e)ホテル、(f)レストラン、(g)その他の活動やサービス―は、ゲストの便宜のためにゲスト自身の責任で行われるものです。これらサービスの提供者は独立した請負業者で、運送業者のエージェントや代表者ではありません。これら独立請負業者の身元はオプショナルツアーのマネジャーに請求すれば入手可能です。運送業者はこれら独立請負業者を所有したり統制しておらず、たとえ運送業者が手数料を集め活動から利益を得ているとしても、彼らのパフォーマンスについていかなる保証もせず、彼らの活動を監督すると約束することもありません。運送業者は独立請負業者または第三者の輸送機関、施設、手段をメンテナンスすることはなく、明示または黙示を問わず、その安全や適切性を保証することはありません。これらのサービスや活動を利用するゲストは、いかなる死亡、けが、病気、感情的苦痛、精神的苦痛、心理的危害、所有物の紛失・破損に対する損害賠償責任も、そのサービス・活動の提供者のみが負うことに同意・承諾したものと見なされます。ゲストはまた、サービス・アクティビティの結果として生じるけが、損害、要求に関して、運送業者、運送業者の関係者、運送業者のサプライヤーの責任を追及せず、無害に保つことに同意します。ゲストは、運送業者、運送業者の関係者、運送業者のサプライヤーが、サービス・活動の提供者のいかなる行為・不作為に関しても、いかなる意味でも責任を負わないことに同意します。ゲストはまた、運送業者の従業員及び/又は独立請負業者が時としてサービス・アクティビティに参加し、運送業者と分かる看板や衣服を使ったり、運送業者の関係者の商標やロゴを使うとしても、サービス提供者の地位は変わりなく独立の請負業者であることを認識します。このクルーズ契約のいかなる文言も、サービス提供者と運送業者との間に、パートナー、雇用者と従業員、フランチャイズ本部と加盟店、主人と使用人、本人と代理人、合弁事業者といった関係を創設すると解釈されるべきではありません。

22.ゲストは、運送業者が医療サービスを提供せず、かつ/又は医療施設を運営しないことを認識し受け入れます。客船上の医療従事者はすべてゲストの便宜のためだけに独立の請負業者が提供するもので、彼らは運送業者の使用人、エージェントや代表者ではありません。運送業者は医療サービスを管理せず、船上の医療スタッフが提供するケアや処置を監督することを約束しません。運送業者は医療サービスを手配するのに手数料を取る権利を持ちますが、そのようなサービスを提供する者・主体はすべて独立の請負業者と見なされ、運送業者のエージェントや代表者としては行動しません。運送業者は、処置、診断、助言、検査、処方その他医療従事者が提供するサービス(もしくはその失敗)を理由とする死亡、けが、病気、感情的苦痛、精神的苦痛、心理的危害について責任を負いません。

23.ゲストは、すべての売店とその従業員(宝石、スパ、マッサージ、ヘアスタイリング、マニキュア、写真、インターネット接続、ワイヤレス接続、美術オークション、教育的サービスを含みますがこれらに限りません)は独立の請負業者であり、サービス提供時にはゲストのために直接働くということに同意します。運送業者は、ゲストへの商品・サービスの提供にあたっての彼らの行為・不作為に関して、責任を負いません。

24.この条項は、ゲストがEU域内国の港で乗船し、海上を旅行する乗客の権利に関するEU規則1177/2010が適用されるクルーズのみに関する条項です。予約時に、ゲストは、乗下船時や航海中に特別な手配、医療用機器やケア・補助を必要とする「身体障碍者」または「可動性に制限のある者」である場合は、運送業者に対し、宿泊設備・座席ほか必要なサービスに関する具体的なニーズに加え、何らかの医療機器や補助犬を船上に持ち込む必要があるかどうかについて書面で通知しなくてはなりません。予約時からクルーズまでの間にゲストの状況が変化した場合、ゲストはできるだけ早く、その旨と医療機器など特別の手配の必要について運送業者に知らせなくてはなりません。運送業者は、ゲストを国際法、EU法、国内法の安全要請を満たして輸送できない場合、もしくは乗下船及び/又は輸送を安全に行えない場合、ゲストの乗船を拒否します。運送業者は、安全の観点からゲストの予約受付、乗船を拒否できますが、その際に考慮されるのは国際安全管理コード(ISM Code)及び/又はSOLAS 条約です。予約時に最大限の情報が提供されることが重要です。この規則で「身体障碍者」もしくは「可動性に制限のある者」とは、何らかの身体的障碍(感覚上または運動上、恒常的または一時的)、知的又は心理的な障碍その他の理由や加齢により、輸送手段を利用する際に可動性が制限されている者で、サービス提供にあたって特別なニーズへの配慮が必要な者を指します。適用される安全要件を遵守するのに必要な場合、運送業者は、身体障碍者または可動性に制限のある者に対し付き添いの人間を要求することがあります。この要求は船や旅程によって異なります。食事などに関して個人的介護が必要なゲストもこのカテゴリに含まれることがあります。すべての個人的介護・監視はゲストの負担で手配される必要があります。運送業者は、レスパイトケア、1対1の個人的介護・監視その他の専門的ケアを提供できません。あなたは出航前に、船上に持ち込みを希望する医療機器について運送業者に知らせなくてはならず、運送業者はその機器が船上で安全かどうか決定します。船は液体酸素を運べず、酸素ボンベの充填や供給もできません。これら機器について運送業者に知らせなかった場合、機器を船上に持ち込めず、あなたのクルーズ参加に影響することがありえます。客室当たり2点のみ機器を持ち込むことができ、機器の価値の合計は、運送業者による書面の同意がない限り、客室当たり5000ドルを超えてはいけません。運送業者及び/又はその使用者・エージェントの過失により機器が紛失・破損した場合、運送業者は機器を取り換えるか修理します。海上を旅行する乗客の権利に関するEU規則1177/2010に関するゲストの苦情申立ては、サービスの日から2カ月以内になされなくてはなりません。運送業者は、申立てを受けてから1カ月以内に、その申立てが立証されたか、拒否されたか、または検討中であるかを通知します。運送業者は申立てから2カ月以内に最終的な回答を行います。

25.運送業者とマスターは、ゲストもしくはゲストが面倒を見ている者の身体的・精神的状態や行動がマスター及び/又は船医によりゲスト自身や他のゲスト、クルーメンバーの健康もしくは客船の安全にとってリスクとなると判断された場合、責任を負うことなく、ゲストの旅行を拒否する、下船させる、検疫する、アルコールの提供を拒否する、また客室や他の場所に閉じ込める権利を留保します。運送業者は、犯罪歴のあるゲスト、伝染病・感染症、体調不良の疑いがあるゲスト、その存在がほかのゲストやクルーメンバーの安全・快適さを害するとマスターが判断したゲスト、また入国管理その他政府当局によって上陸が許されない可能性があるとマスターが判断したゲストについて、その輸送を拒んだり、下船させたりすることがあります。ゲストが検疫、港湾規則、適用法、病気その他の理由によって船上その他の場所に拘留された場合、そのような拘留に関わる全ての費用はゲストのアカウントに計上されます。いかなる理由であれ、運送業者の過失なく目的地を超えて運ばれた場合、ゲストは追加の維持・輸送費用を払わなくてはなりません。この条項に記されたすべてのケースにおいて、ゲストは運賃・クレジット・補償などの払い戻しを受ける権利を有しません。

26.各ゲストと責任を負う大人として署名する者(ゲストが未成年者であったり契約能力のない者である場合)は、運送業者に対して連帯して責任を負い、運送業者に対して、ゲストの作為または不作為により直接・間接に、全体として又は部分的に生じたすべての紛失・損害やコストを賠償します。責任を負う大人はまた、未成年者や被後見人をきちんと監督できなかったことから生じたコストや料金を運送業者に払う必要があります。さらに、ゲストと責任を負う大人として署名する者は、自身の作為または不作為により直接・間接に、全体として又は部分的に生じた人もしくは主体(私的もしくは公的)の死亡、けが、被害、罰金、ペナルティに対して運送業者が負う可能性のある責任(訴訟費用を含む)に関して、運送業者を防御し、補償し、免責するものとします。

27.客船で利用可能な場合、各ゲストは、モバイルアプリ「ディズニー・クルーズライン・ナビゲーター」のテキストメッセージ機能である「オンボード・チャット」を利用することができます。各室のリードゲストは、同室の13歳未満の子供に暗証番号を教えることにより、オンボード・チャットを使わせることができます。13歳未満の子供は、リードゲストが暗証番号を教えない限り、オンボード・チャットを使うことができません。リードゲストは、暗証番号を教えた後でも、オンボード・チャットの連絡先詳細ページからいつでも同意を撤回することができます。あなたは、13歳未満の子供に暗証番号を教えることで、船上の他ゲストとメッセージをやり取りする許可を与えることになることを理解し、同意します。メッセージのやり取りにはオンボード・チャット番号とオンボード・チャットネームだけが必要ですが、子供は個人情報をメッセージの中で開示する可能性があります。オンボード・チャットにより、子供は他のゲストと自由にチャットができるため、その会話をモニター・監督することをお勧めします。例えば、誰とつながるか、どのようなトピックが許されるのか、どんな個人情報をシェアしてよいのかについてルールを定めることが考えられます。我々のプライバシーに関する取り組みについてのさらなる情報は、我々の個人情報保護方針のページdisneyprivacycenter.comをご覧ください。

28.ゲストもしくは責任を負う大人は、ゲストが健康であり、クルーズと付随するアクティビティへの参加が自身や他の者を危険にさらすことがないと保証します。ゲストと責任を負う大人は、運送業者とその従業員、エージェント、代理人に対して、緊急医療措置を提供・調達する権限を与え、そのような医療措置に関するあらゆる法的責任を免除します。ゲストは、乗船日または航海中に妊娠24週目となる場合、乗船しないことに同意します。大部分の旅程での最低乗船年齢は生後6か月、大西洋横断・ハワイ・パナマ運河航路での最低乗船年齢は1歳となります。

29.乗下船や寄港に必要なパスポート、ビザその他の旅行書類の入手はゲストの責任です。寄港地で上陸し、寄港国の法律を遵守するために、ゲストは(必要書類の準備を含む)適切な手続きを踏まなくてはなりません。運送業者は、いかなる状況においても、書類の不備や法律の不遵守の帰結に関して責任を負いません。これは、運送業者に向けた書類であったり、ゲストが法律に関して運送業者からの情報・助言のもと書類を作成した場合においても同様です。

30.運送業者は、乗船港またはその他の場所で、本契約に記された以外の船で代用することがあります。客船は、海事上の必要がなくても、燃料・貯蔵物・労働者・密航者・ゲスト・客船従業員の積み下ろし・乗降その他運送業者もしくはマスターが適切と認める理由のため、港その他の場所にとどまったり予定のルートから外れたりすることがあります。このようなことが起きても、それはここに記された航海計画からの逸脱とは見なされません。上記の条項は、このクルーズ契約の文言に制約を受けません。

31.客船は、人命や所有物救助のため、パイロット不在で航行したり、また他の船を牽引したりされたり手助けすることがあります。このことに関して、客船はゲストに対するいかなる責任も負いません。

32.戦争、戦闘行為、封鎖、労働争議、天候、波、浅水、暴動、(船上または陸上での)騒乱、政府機関による拘束、混雑、客船の故障(ただし運送業者が発行した「乗客の権利章典」の定めるところを除く)、接岸の困難その他の理由で航海の遂行が妨げられた場合(もしくは妨げられると運送業者もしくはマスターが判断した場合)、もしくは運送業者又はマスターが、運送業者のコントロール外にある何らかの理由により、港に入ったり留まることが客船又は人間の危険や客船の遅延を招くと判断した場合、ゲストとその所有物を乗船港その他の場所で上陸させることがあります。その際、運送業者の責任は終了し、このクルーズ契約はすべて遂行されたものと見なされます。もしゲストが乗船していなければ、運送業者は航海をキャンセルすることがあり、その際には乗船料の払い戻し以上の責任を負いません。この31条(ママ)やクルーズ契約が「乗客の権利章典」の定めるところと衝突する場合、「乗客の権利章典」の文言が優先されます。

33.各ゲストは、一人当たりバッグ2個を超えない範囲で、客船内に衣服その他の所持品を持ち込めます。すべてのバッグには、ゲストの名前・客船名・客室番号・出航日を記したタグをつける必要があります。

34.介助動物を除き、ペットやその他の動物は客船内に持ち込めません。ゲストは銃器、爆発物、可燃物その他の危険物や非処方規制薬物を所持してはいけません。それらは乗船時にマスターに引き渡すことになります。マスターの裁量で不適当と判断された物は、船上への持ち込み拒否、没収、破壊、当局への引き渡しなどの措置を受けることがあります。ゲストはそれに伴う紛失、破損、不便について賠償を求めることができません。客船上ではいかなる商品・サービスの勧誘も許されません。商業目的の写真撮影・ビデオ撮影・その他記録行為は、運送業者の事前の許可がない限り禁止されています。ゲストは客室のベランダを含む客船上のいかなる場所にも旗・垂れ幕や標識を吊るしたり、取り付けたり、掲示してはいけません。

35.ゲストは、客船に持ち込んだ所有物に関して、共同海損分担金を支払う必要も、受け取る権利もありません。

36.運送業者の責任に関するこのクルーズ契約に記された除外や制限に加え、運送業者は、免責や責任制限のために適用可能な法令を行使する完全な権利を有します。このクルーズ契約内のいかなる文言も、運送業者が免責・責任制限や法令の利益を享受することを妨げるものと解釈されるべきではありません。そのような法令には、アテネ条約とEU規則392/2009が含まれますがこれらに限りません。これらの権利・利益はここで明示的に留保されます。

37.運送業者は、メンテナンス・警備・安全その他の理由から、いつでも、たとえ「使用中」や「邪魔しないで」といったサインが掲げられていても、ゲストの客室に入る権利を留保します。ゲストは、ゲスト・クルーメンバー・客船の警備・安全・健康の観点から、運送業者が合理的な範囲でゲスト・所有物・客室の捜索を行い、運送業者またはマスターが、ある物体がゲストや他の者もしくは客船の警備・安全・健康に影響する、もしくは運送業者のルール・規則に反すると判断した場合、その物体を除去・没収または破壊することに同意します。

38.ゲストもしくは(未成年者や被後見人を代理する)責任を負う大人は、運送業者(もしくは運送業者が認可した者または主体)に対し、ゲスト及び/または未成年者・被後見人を客船の有線監視カメラシステムを含む手段で写真撮影・録画・録音する権利を与えます。さらに、ゲストもしくは(未成年者や被後見人を代理する)責任を負う大人は、運送業者とその関係者、その継承者、被許諾者、譲受人に対し、永遠にまた全世界にわたり、全ての媒体と形式で、そのような写真・録画・録音を用いる権利を与えます。これには広告、販売促進用資料、広報、デジタル画像、放送、ビデオ、フィルム、コマーシャル、商品、政府の捜査、告訴などを含み、その使用には何らの対価や制限も伴わず、著作権に関わる全ての権利・利益は運送業者のみの所有物です。ゲスト(もしくは責任を負う大人の監督下にある未成年者や被後見人)や彼らに由来する権利・利益を持つ者は、運送業者に対する請求権を全く持ちません。これに加え、ゲストもしくは責任を負う大人は、この同意・権利放棄が未成年者・被後見人(またはその代理人)によって否認された場合に生じるあらゆる責任、請求、行為、損害、コスト、出費(弁護士費用その他の専門職への出費を含みますがこれらに限りません)に関して、運送業者に補償することに同意します。

39.ゲストは、運送業者のルール・規則、客船の従業員や医療スタッフもしくは政府関係者の命令・指示にすべて従うことに同意します。ゲストはまた、ゲストが運送業者に伝えた提案、アイデア、フィードバック、コメント(あわせて「ゲストの提案」)には所有権や守秘義務がないことに同意し、運送業者とその関係者に対して、ゲストの提案をいかなる責任・補償・義務も伴わずに利用・開示・履行する(義務ではなく)権利を与えます。

40.ゲストは、本クルーズ契約発行にあたって利用した旅行代理店や販売代理店はゲストのエージェントであり、運送業者は代理店が行った説明に関して一切責任を負わないことを認識・承認します。ゲストは常に、運送業者に対してクルーズの費用を払う責任を負っています。ゲストは、本クルーズ契約やそのほかの情報・通知について、旅行代理店・販売代理店が受領した日をもって、ゲストが受領したものと見なされることを理解し、同意します。ゲストは、運送業者が旅行代理店・販売代理店の財政状況について責任を負わないことを認識します。

41.このクルーズ契約の各条項は分離可能です。仮に本クルーズ契約のある部分が無効や法的強制力がないと決定を受けた場合、その部分だけが分離したとみなされ、他の全ての部分は完全に効力を有します。

42.ディズニー・クルーズライン®のウェブサイト上にある、クルーズ出航日において有効な取引条件(www.disneycruise.com/termsandconditions)は、参照することにより本クルーズ契約に含まれます。本クルーズ契約、ディズニー・クルーズラインのウェブサイト上の取引条件、ディズニー・クルーズラインの広告やオファーの文言、ディズニー・クルーズラインのスタッフの口頭説明との間に衝突がある場合は、本クルーズ契約の文言が優先します。

43.本クルーズ契約は、両当事者による唯一の完全な合意です。いかなる事前もしくは現在の合意、説明、了解も、口頭であれ書面であれ、本クルーズ契約に明示的に含まれない限り、当事者を拘束しません。本クルーズ契約のいかなる修正・変更も、書面で交わされ履行されない限り、当事者を拘束しません。

MAGICAL CRUISE COMPANY, LIMITED
D/B/A DISNEY CRUISE LINE
210 Celebration Place, Celebration, FL 34747
Mailing Address: PO Box 10210, Lake Buena Vista, FL 32830

 

ディズニークルーズライン 個人情報保護についての通知(仮訳)

我々は誰で、どのような情報を集めるのか
ディズニークルーズライン(DCL)は、予約時、乗船中(小売取引など)、またクルーズの目的地において、お客様の個人情報を収集いたします。DCLはマジカル・クルーズ・カンパニー・リミテッドの商号であり、データの管理者です。

個人情報とは、氏名、住所、Eメールアドレス、性別、画像、パスポート、クレジットまたはデビットカード番号、そのほか予約手続きを行ったり(同一グループのほかのお客様を含む)、乗船中にサービスを提供するのに必要な情報を含みます。これらの中には、健康状態、可動性、食事制限などの機微な情報を含むことがあります。

予約によって、あなたは、DCLがこの通知に定められたとおりにあなたに関する情報を扱うことに同意することになります。あなたは、個人情報を我々に提出することについて、同一グループのほかのお客様から事前に同意を得る責任があります。

あなたは、DCLが持つ情報が最新かつ正確であることを保証し、変更があった場合にはDCLに知らせる責任があります。

情報の使用
DCLは、旅行代理店、ホテル、航空会社やそのほかの輸送手段提供者、クレジット・デビットカード会社、消費者報告会社、船上の店舗、サービス提供者、公的機関に情報を開示することがあります。たとえば、出入国管理局、国境管理官、港の係官に対して、または政府機関が適当と考えるほかの目的のために、あなたの情報を開示することが(政府機関の要請により)義務である場合があります。

情報は、個人情報の保護水準が異なる国々の機関で共有される場合があります。これらは、あなたの居住地(EU域内国など)の法律や我々の個人情報使用を規律する法律とはことなる場合があります。

フィットネスセンター、スパ、ヘアサロン、ランドリー、インターネットカフェ、写真屋、診療所を含む、DCLの船上で営業しているすべての店舗とその従業員は、独立した請負業者です。これらのサービス提供者は、追加的な情報を集めることがあり(診療所やスパにおける健康データなど)、このような情報収集はDCLの管理下にはなく、彼ら独自の慣行によります。サービスのために追加的な支払が必要な場合、支払いの便宜のため、サービスに関する情報の一部がDCLに開示される場合があります。

マーケティング
我々は、DCLまたは関連会社(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート、ABC、ESPNなど)が提供するクルーズ、休暇ほかディズニー関連の商品やサービスについて、郵便やEメールでお知らせすることがあります。我々は、あなたの連絡先情報を関連会社と共有し、関連会社があなたに直接連絡を取る場合があります。あなたの情報はまた、我々のサービスを提供し、最適化し、パーソナライズするために(人口学的分析を含む)市場リサーチの目的に使われることがあります。

もしあなたが今後のマーケティング連絡を受け取りたくなかったり、DCLが扱う情報にアクセスしたい場合は、我々に連絡してください。
宛先は、Disney Cruise Line Guest Communications, PO Box 10238, Lake Buena Vista, Florida 32830-0238、もしくは DCL.Guest.Communications@disneycruise.com です。
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