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TRAVEL NOTES
クルーズ旅行記
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【第1回】海ばかりで退屈しない?何を楽しめば?

2021.07.02
多くの人が気になる10大Q&A

船に乗っても海ばかりで何にもすることがなくて退屈でしょう?何を楽しむの?こんな質問をよくいただきますが、クルーズを楽しむ場は大きく分けて3つあります。
❶海(つまり船の外) ❷船内 ❸寄港地 以上の3つです。

海を楽しむ

まずは海からお話ししましょう。船は海に浮かびながら移動しますが、日常の生活の中では本当の海の姿を見ることはできませんね。海はさまざまな顔を持っています。皆さんが想像する以上に変化にとんだ顔を持ち、見たこともない表情を見せてくれます。私がなぜクルーズの仕事にのめりこんでしまったか、実はこの海そのものに魅せられたからです。

私の最初の航海は約520名の小中学生を乗せ、グアム・サイパンに向け太平洋を往復航海するクルーズでした。船内はもう学校どころの騒ぎではありません。でも、ふとひとりになる機会があって、屋上の甲板から地平線がぐるりと360度続いている海を見た時の感動は言葉では表せません。地球は本当に丸いんだということが初めて理解できたのです。

群青色の海、船を取り囲む地平線、そして真っ青な空と白い雲。そこに自分だけがポツンとたたずむ孤独感、これだけで船に乗って本当によかったと思ってしまいます。日常を忘れる!ということはこういうことなんだと思いますよ。

また、朝日が昇り夕日が沈む太陽、日中は雲の合間に顔を出すその太陽の表情も陸上で見ることのできないものがあります。インスタ映えという表現では物足りませんね。また、海だけではなく島々や寄港地の美しい風景とのコントラストがもう一つの見所です。

エーゲ海の島々やアラスカのフィヨルド地帯などでは夕日の時間帯は見逃せません。夕日が地平線に沈むその習慣に緑色の光を発する時があります。グリーンフラッシュといって、めったに見ることができない現象ですが運よく一回だけ見ることができました。これは幸運のサインと言われるのですが、その後の私の運命は?でしたね。

もうひとつ夜空の星の輝きも素敵です。大海原は空気がきれいで澄んでいるし、まわりに明るい光はありません。夜お天気がよくて晴れているときの空は星座のオンパレード、天の川はもちろんですが季節ごとの星座が楽しめます。赤道を超えて南半球を航海するとやはり南十字星ですね。でもニセ南十字星もありますからご注意を!

実は1986年のハレー彗星が地球に接近してきた時に、運よく太平洋上で望遠鏡から見ることができました。ハレー彗星は76年周期で地球の近くにやってくると言われていますから次回は2062年、私はもう無理ですね。

また、2009年の皆既日食では南西諸島沖で体験できました。薄く曇っていましたが、それでも明るいまわりが徐々に暗くなり真っ暗な闇になりまた明るくなる、これは午前中でしたが10分ぐらいの出来事でした。こんな不思議な体験は乗れば必ずというわけにはいきませんが、太陽と夜空の美しさだけはいつでも体験できます。これは私にもまだ大丈夫ですね。

ちなみに皆既日食を体験できるクルーズは、日本船も外国船も各船会社がその時期になると世界中で企画されています。地球の70%は海です。世界中にクルーズ船が運行しています。世界の海のすばらしさを体験しましょう!

船内を楽しむ

さて皆さんお待ちかねの船内でのお楽しみです。一言でいうと、「自分だけの世界を、自由に楽しめる」ということでしょうか。ツアーで参加しても必ず団体行動しなければいけないわけではなく、逆に自分だけの楽しみ方を自分の都合(趣味・時間・体力)に合わせて計画できるのがクルーズの魅力ですね。

船内と言ってもこれも大きく3つの考え方ができます。①徹底的にイベントやアクティビティを楽しむ ②何もしないでのんびり過す ➂外国人との楽しい交流 と、この3つです。

徹底的にイベントやアクティビティを楽しむ

いろいろな船会社のパンフレット見てみると最近の新造船はたくさんの施設を持っているのがわかります。特に外国船の場合は船のメガシップ化にともなってスペースにも余裕ができて、今まであたり前のようにあったシアター、メインダイニングとサブレストラン、カジノ、バーやラウンジといった基本的な施設の他に、船内生活を積極的にエンジョイできる施設を取り入れるようになってきました。

遠い昔は船内でのアクティビティというと、シャッフルゲームや輪投げ、トランプなどのボードゲーム、文化講座などが主体でした。ところが現代はあの映画「タイタニック」の世界ではなくなり、言ってみれば「動くテーマパーク&シアター」の要素が大きく取り入れられています。

例えば、スポーツ系では、プールとジャグジー、スポーツジム(インストラクター付)、ジョギングトラックなどの他、なんとサーフィンやロッククライミング、スケート、バスケットボールなども楽しめる船もあります。ウォータースライダーやジップラインはまるで地上のテーマパークと同じです。

変わったところでは船上に本物の草木を植え、ニューヨークのセントラルパークをイメージした屋外ガーデンを造った船では、本当の庭師が毎日手入れをしている姿を見かけます。ショップやレストラン・カフェもあり、オープンカフェでの朝食はまるで洋上とはとても思えず、まさに洋上にいながらのニューヨーク気分です。

ショーや音楽を楽しむ方には、1000名近い観客の入る本格的なシアターとジャズなど小さな演奏会の開けるラウンジ、プールサイドに設置された大型映画スクリーン(「ムービーズ・アンダー・ザ・スターズ」なんてロマンチックな名前の付いた船もありますよ)とステージなどで本格的な演奏会が楽しめます。

ピアノ、バイオリン、ギター、ジャズやロックのトリオなど。ここで行われるショーはミュージカルをはじめいずれも世界的レベルの本格的なショーやエンターテイメントで、まるでニューヨークのブロードウェイやロンドンのウエストエンドで活躍する一流のエンターテイナーのショーがいずれも無料でご覧になれます。

コメディですと英語が少し難点ですが、ミュージカル、マジックショーやイリュージョン、アクロバットショーなどは、迫力あるショーに魅せられ言葉なんか関係ありません!大興奮でショーの後は一杯やらずにはいられません。

クイーン・エリザベスなどキュナードの船のシアターにはなんとバルコニー席からご覧いただけます。オペラ劇場でよくご覧いただくあのVIP用のバルコニー席でまるで貴族になったような気分が味わえます。有料ですが、ハーフサイズの高級ワインとちょっとしたおつまみ付きでお一人約6000円ぐらいです。バルコニー数が限られていて予約制ですがたまにはこんなプチ贅沢はいかがですか!

若い方に人気のディズニークルーズラインの船内では、まさにディズニーの世界が朝から夜まで一日中楽しめます。エンターテイメント以外にディズニーキャラクターやキャストとの距離感は半端ではないですよ。レストランもショーもショップもキャストも、とにかくディズニーの世界です。

アメリカでは若い人やファミリーだけではなく、年配の方もディズニーが大好きなんです。自分たちが子供のころディズニーが始まったので当たり前です。ご夫婦やアニバサリーで乗船される人も多いですね。また、ディズニーショップも充実しており、船内でしか買えないオリジナル・ディズニーグッズもたくさんあり、こんなグッズを探して日本で自慢するのもどうでしょう。

ディズニーでなくてもお子様連れのファミリー向けの施設も充実してきています。ゲームセンターはもちろん、ミニゴルフ、電動カー、回転木馬、ローラースケート等等、、、大人もやってみたいアクティビティです。

お子様だけを預かって年代別にグループ活動をするプログラムもあります。専門のライセンスを持った専任スタッフが、年代別に子供たちをまとめて(大きく分けて幼稚園児と低学年、高学年と中学生、高校生といった感じ)親と離れてグループごとに活動するものです。もちろん夜は家族で楽しい食事と団らんです。

見るだけでは物足りない方にはいろいろなジャンルの参加型のエンターテイメントレクチャーがあります。ダンスレッスン、ワインテイスティング、ヨガ教室、ブリッジ教室、キルト&刺繍教室、折り紙教室(折り紙はORIGAMIとして世界に通じる英語になっていますよ)、新しい趣味を発見するのも楽しいですね。

女性のみなさんはショッピングにも興味がありますよね。船内には様々なショップがあります。船のグッズはTシャツはもちろんキーホルダー、カップ、ペン、チョコレートなどお安いお土産品からものから高級なブティック製品まで様々です。

また歯みがき粉、船酔い薬などの日用品や食品なども売っていますが、皆さんが楽しみにしているブランド品も最近は充実してきています。欧米のブランドショップが続々とオープンしています。船内はすべて免税扱いですのでブランド品が安く購入できますし、カリブ海などではフリーポートが多く、多くのブランド品が寄港地でも免税で買い物ができるのも魅力です。

また船内ではありませんが、カリブ海では各船会社が独自に造成した「プライベートビーチ(又はアイランド)があります。ここには船会社が趣向を凝らしたアクティビティ施設と美しいビーチがあり、カリブの女王気分で楽しめます。

限られた船内でクルーズというと必ずパーティのお話が出てきます。毎日のようにいろいろなテーマでパーティが開かれますが、船上でのパーティは誰でも気楽に参加できる船上でのハイライトのひとつと言えます。これは服装との関連がありますので別な機会にお話しします。

最後に、私が船内で経験した中で印象に残っているエンターテイメントをご紹介します。

ミュージカル“キャッツ”と“美女と野獣”

あの大人気のミュージカルが!いずれも入場料も払わずに見ることができるなんて! ステージの裏側を見学するバックステージツアーにも参加して大感激!

ビートルズのコピーバンド公演

とてもコピーバンドの公演とは思えない盛り上がりに感激、年配の皆さんも総立ち!なんでこんなお年寄りが!と言ってはいけません。彼らの(私も)青春時代はビートルズの全盛期だったんですよ。

スケートショー

メンバーは元オリンピック選手の方が多く、演技はいつ見ても最高!最新の照明や大道具を使ったショーはとても船上とは思えません。元オリンピック選手の村主章枝さんの妹さんが出演していた時には、終了後思わず声をかけてみんなで記念写真を撮らせていただきました。

何もしないでのんびり過ごす

これはもう書かれた文字のとおりです。上記のように船内ではとにかく毎日どこかで様々なイベントやアクティビティが行われています。どうしても騒々しいと考えがちですが、意外にも船内には静かに過ごせる施設が多いのです。

夜はアルコールを提供するバーやラウンジも、日中はオープンしていない場所がたくさんあります。そこは出入り自由、人が少ない静かなラウンジで波の音を聞きながらお二人でゆっくりお話しを、あるいはひとりで瞑想を(迷走ではありません!)、読書を楽しむ。時々ウエイターが来てもNo Thank You!で済み、いずれもドリンクをオーダーする必要はありません。こんな世界は陸上では考えられません。

船内には必ず図書室があります。キュナードでは海事関係の蔵書が驚くほど充実していますが、一般の船ではそれほどではありません。その代わり図書室でゆっくり読書が楽しめますので、ぜひこの機会に愛読書をお持ちになることをおすすめします。

私のお客さまで世界中をクルーズしているリピーターの方には、寄港地に着いても観光に出かけず、人が少なくなるから船内でゆっくり過ごせていいとおっしゃる方さえいます。その方は正直言ってあまり英語が話せる方ではありませんし、下船してもせいぜい埠頭の周辺を散歩する程度です。それでもクルーズは楽しいとおっしゃります。

寄港地に着いても船内ではお食事やなど基本的なサービスは航海中と同じです。イベントは少なくなりますが、かえって静かな別世界が出現します。

日本人は働きバチと言われた時代がありましたが、そのころ乗船されるお客さまは仕事を一切持ち込まず、地上への連絡も一切しないという方も多かったですね。連絡しようにもできなったわけですが、、、今はWifiが完備して航海中でもインターネットが利用できるようになりましたので全くの無連絡という状況は避けられるようになりましたが、果たしてどちらが幸せなのか?迷うときがあります。

こういう自分も、今は必ずパソコンを持ち込み地上と連絡を取りながら添乗しています。これからは在宅ワーケーションの代わりに船上ワーケーションが充分可能になってきます。実際に船会社もワーケーションに対応できる施設を作り始めています。

外国人乗客やクルーとの楽しい交流

外国船の場合、ショーやイベント、アクティビティに参加するのは言葉の壁を感じて楽しくないのでは、と心配される方もいらっしゃるでしょう。でも、まったく心配ありません。乗船してちょっと時間が経てば片言の英単語でOKです。

言葉を交わさなくてもどんどん楽しめるようになりますし、彼らの方から積極的に話しかけてきて、そのうちコミュニケーションをとるのが楽しくなりますよ、言葉の壁を感じるのは、日本人の一方的な思い込みです。

皆さんは子供のころから英語教育を少なからず受けてきたはずです。うまい下手は関係なく、お互いの交流が自然にできてくるのが船内での不思議な現象です。船はそんな国際交流が生まれやすい世界で、だまされたと思って体験してみてください。お互いのアドレスを交換して下船後も連絡を取り合っている方やラインを交換するのも楽しみです。

交流する相手はお客様だけではありません。船には約50ヶ国前後のクルー(乗組員)がサービスしています。日常的にコミュニケーションをとるのは、フロントスタッフとレストランのウエイターやお部屋のキャビン・アテンダントの皆さんでしょうか。彼らは私たちを楽しませるよう一生懸命働いてくれます。海外ですからチップの問題も絡みますが、本当にがんばってくれます。

同じ船会社ですと、同じクルーと再開することも度々です。一年以上も前で船も違うのに会ったとたん名前を呼ばれたこともあります。それも偶然私の部屋の担当でした。さすがプロと感激してしまいます。

ホテルの場合は、お客様どうしもサービススタッフも必要以上には会話をせず黙々と仕事に励む場合が多いのですが、船上では彼らも国籍や人種は関係なく同じ世界に住む仲間として接してくれているようです。いわゆる“同じ釜の飯を食う”仲間という言葉を実感します。これもクルーズならではの楽しさ、“世界はひとつ”です。

寄港地を楽しむ

これもクルーズの魅力として大切な要素です。なにせ船はあなたが眠っている間に移動して朝起きると新しい街に着いているのですから。“目覚めるとそこには夢の新世界”とよく言われます。まさにこの言葉どおりです。荷物の整理をする必要もなく、自分の家で過ごしながら新しい街をエンジョイできるのと同じです。

いわゆる観光地として寄港地を手ぶらで、そして楽々楽しめるのはクルーズだけです。観光が終わって港に戻り埠頭に近づくと、「ああ、我が家に帰った!」という言葉をよく聞きます。船は世界中を巡っています。

1泊2日から100日間以上の世界一周までたくさんのクルーズがありますが、私が過去寄港したことにある海外の港を数えたら150前後でしたから、客船が日常的に寄港する港の数だけを数えてもその倍以上はあると思います(それ以上かも)。全制覇への道のりはまだまだ先ですね。

ということで、クルーズで楽しめる方面や海域については別稿で書きますが、“クルーズでしか巡れない“という観点で、「古代から中世へ美しい歴史の街」・「再発見!海から眺める世界の絶景と大自然」といったテーマで行きたいと思います。

以上、「クルーズは絶対に退屈しない!」という思いで書き連ねました。退屈するのでは?という一番多い疑問にお答えできていればうれしいのですが。とにかく退屈の虫というのは船内にはいません。

そして乗船していただければ今まで体験したことのない新しい夢旅の世界が開けます。人間の感性は人それぞれ、100人いれば100通りの感じ方がありますが、ことクルーズに関しては、人を信じて、船を信じて、海を信じて、まずトライしてみることをおすすめします。

執筆者 | 小林 進
クルーズ
マスター
1973年物流系の大手旅行社に入社、海外パッケージの販売促進を担当。5年後に団体営業の部署に移動、企業研修視察や国際交流基金・歌舞伎の海外公演など日本の伝統文化団体の海外交流ツアーなどを主に営業を行う。1985年からは、「友情の船」と題した小中学生のグアム・サイパンへのクルーズ研修企画をフジテレビおよびその系列の数局と10数年に渡り実施。またシニアの洋上研修なども実施しながら外国客船を利用した一般海外クルーズの企画販売にも取り組む。2001年にクルーズ専門旅行社に移り本格的に海外クルーズの企画販売を15年以上専任担当、2016年からクルーズバケーションで現在に至る。以前より若い世代のクルーズ体験や研修に注目し、大学や専門学校の研修クルーズに力を注いでいる。海外添乗・出張は200回以上、クルーズ添乗は国内外で約150回以上、世界中の客船やリバークルーズ船に乗船し訪れた寄港地は200都市以上におよぶ。(2008年日本外航客船協会クルーズマスター認定/認定番号0026)
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