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TRAVEL NOTES
クルーズ旅行記
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【第7回】外国船では言葉がちょっと心配

2021.07.23
多くの人が気になる10大Q&A

外国船に乗ってみたいという希望は多くの方が持っていますが、いざとなると英語ができないのに、と言葉の壁を感じて躊躇する方が多いようです。

クルーズのリピーターの方々に聞いてみると、1/3が日本船しか乗らない、1/3が外国船しか乗らない、残りの1/3は両方乗る、といった割合でしょうか。

もちろんおおざっぱでラフな言い方ですが、少なくとも1/3以上の方が言葉を理由に外国船を避けている印象がします。

もったいない話ですね。外国船では日本船にはない楽しみ方があり、一度経験するとほとんどの方は両方のファンになるようです。やはりクルーズは言葉や国籍に関係なく楽しめるワールドワイドな旅行なんですね。

船内で外国語を話す機会が多いのは、フロント、お部屋、ダイニング、この3ヶ所です。この3ヶ所は日常生活の中ではどうしても避けられない場所です。

今回は実際に船内でどのような時に外国語を使うのか、詳しくご説明していきます。

船内の公用語

世界で運行している船会社は、マーケットの大きさから言うと欧米のお客さまが多いので船内ではほとんど英語を公用語としています。

船内放送・船内新聞・お部屋に届けられる資料などもすべて英語と言っても過言ではありません。

ヨーロッパの一部、ドイツの「フェニックス・ライゼン」や「ハパ・グロイド」といった船会社では、ドイツ語がメインでクルーズによっては英語もといったバイリンガルで行うところもあります。

ちなみに、フェニックス・ライゼンの「アマデア」は初代飛鳥を改装した客船です。

日本から回航されるため晴海を出港する時に園内を見学しましたが、飛鳥プレートが残っていてうれしかったのですが、今現在のクルーズではこれぞドイツといったドイツ語のクルーズを実施しています。

日本で飛鳥Ⅱ船内で外国語の放送や新聞がないのと同じです。

フランスの「ポナン」の船内ではお客様はフランス人が多いのですが、意外に英語が通用します。フランスへ行くと英語は通用しないというのが定番なので以外に思いましたね。

地中海でイタリアのコスタやMSCに乗船すると、ああやっぱりヨーロッパだ、EUなんだなあという気がします。

船内放送は一人のスタッフが、イタリア語から始まりフランス・スペイン・ドイツと続き、英語は最後のアナウンスになります。

順番は乗客の割合によって変わりますが、日本人クルーが乗船している場合は別ですが、日本語ではめったに放送されません。

ヨーロッパ系のスタッフには5ヶ国語も話す人が当たり前のようにいるようです。日本人から見るとビックリです。

フロントの対応

乗船するといろいろな相談事が発生してきますが、その窓口はフロントになります。これはホテルと同じシステムですね。

お部屋の問題から始まり、下船時の精算、レストランやショーの予約、苦情処理等々、あらゆる相談事の窓口になります。

ここでも基本は英語になります。でも日本人にはちょっとだけうれしいことをお話しします。

ヨーロッパに限らずアメリカの客船でもそうですが、乗船しているクルーは平均すると50ヶ国以上の国から来ています。意外に英語を母国語としてるクルーは少ないのです。

つまり日本人から見ると意外にわかりやすい英語を話すのですね。

日本人同士の英会話はわかりやすいですね。これと同じと思って安心してください。

純粋なアメリカ人と話すと半分も理解できなかったり、腹話術やトークショーなどではちんぷんかんぷんですが、なぜかフロントでは片言の英語で何とかなります。

彼らも日本のお客さまは英語が苦手ということを理解して、分かりやすく話してくれるスタッフが多いのです。

お部屋係 / キャビン・アテンダント

お部屋には毎日キャビン・アテンダントと呼ばれるスタッフがお掃除にきます。

午前・夕方の最低2回はお部屋に入ります。それ以外にも頻繁にお部屋に出入りしますから、ベッドや机の上に貴重品を置かないように注意しましょう。

乗船した日の夕方にはまず自己紹介を兼ねてあいさつにきます。

彼らとのコミュニケーション次第で船上生活の楽しさが決まる、といっても過言ではありません。

でもご安心ください。英語とはいえアジア・東欧系のスタッフが多いのですから何とかなります。

それより彼らとのコミュニケーションをどう楽しむかを考えましょう。

簡単な日本語を教える、母国語を教えてもらう、そんなところから始めましょう。

折り紙は世界のOIGAMIになっていますからこれも喜びます。彼らの中には日本語を勉強している人が結構いて安心できます。

お部屋に何か問題があればまずは彼らに話してみましょう。

船内の施設にも詳しいですから質問してみる、部屋を汚してしまった時も清掃をお願いする、こちらからも積極的に話しかけた方が強いコミュニケーションがとれます。

彼らは固定給が安く、ある程度はチップの比重が大きいと言えます。

昔の外国船では、チップというと乗客個人の采配に任されていましたが、最近は船会社が作る基準に応じてお客さまが事前に船会社に支払い、船会社からチップを受け取るシステムが多くなっています。

それでもチップにはみなさん個人の思いを加算して別途渡す人も多いので、たとえ日本語であっても彼らは一生懸命お客さまの言葉を理解しようと努めます。

ダイニング・ウェイター

毎日必ず行く場所、それはダイニングレストランですね。それも多ければ一日3回、ダイニングスタッフにはキャビン・アテンダント以上にお世話になります。

なにせ食事というものは人間にとって最も大切な基本的行為のひとつで、クル-ズにおいては最大関心事ですよね。

どんなに豪華で美味しそうなディナーが用意されていても、そのサービスがぞんざいでは意味がありません。

ウェイターを始めとするスタッフも事前払いチップの対象になっていますが、チップだけではなく会話もメニューの大切な一部と教えられていますので、その辺を意識してコミュニケーションをとろうとしてくれます。

日本語の簡単な会話を必修としている船会社もありますし、最近は日本語スタッフが乗船していなくても日本語メニューを用意している船会社も増えています。

翻訳機械でやっているので時としてお笑いメニューが出てきますが、それなりに参考になります。許してあげましょう。

ひとつだけ注意があります。ダイニングのシステム上、彼らは自分の決まったテーブルの仕事しかできません。

担当外のテーブルから声をかけてもお手伝いができませんので、承知しておいてください。

日本ではそばを通ったウェイターに声をかけても問題ありませんが、海外でのシステムは違うんだということを理解しないといけません。

時々短気に大声をあげる方を見うけますが、外国人から見るととても恥ずかしいことなんですね。ご注意を!

船内新聞

新聞の詳細な内容については機会をあらためますが、みなさんの一日の船内行動を決めるとても大切な案内です。

下船案内、ダイニングの案内、ショーやアクティビティ、ショップの案内、とにかく船内生活の基本情報が含まれます。これはやはり英語版が基本です。

船によっては他の外国語版もあり、日本語クルーが乗船している場合は日本語版も発行されます。

最近は、乗船していなくても7泊で同じ日程が一週間ごとに繰り返す地中海クルーズやカリブ海クル-ズでは、日本語版が発行されるケースも増えていますね。

もし日本語新聞がなかったら! 大丈夫ですよ。ツアーの場合は添乗員が日本語訳の抜粋版を用意しますからご安心ください。

内輪の話ですが、これは添乗にとって最大の影の苦労話です。皆さんとの食事や歓談の後、英語新聞を訳したものをパソコンで作成するのですが、キチンとしたものを作るのには3~4時間かかります。

ですから夕方できるだけ早い時間に新聞を手に入れて始めます。私の場合、出来上がった新聞をフロントでコピーしてもらい各お部屋に届けると深夜の3時前後になります。

朝は6時には起床しないといけないのでクルーズ中は平均睡眠時間3時間です。それでもお客さまが喜んで声をかけていただく時はホッとします。

個人で乗船するのは心配だという方は添乗員付きのツアーが安心です。ちなみに参考までに私が船内で作成した日本語船内新聞を添付しておきますね。

添乗員は、新聞以外に船内での注意事項や下船のご案内や時差の情報など、いろいろな情報を提供していますよ。

日本人は他の外国人に比べてどうしても語学がうまくならない、とよく言われます。それは民族性の問題ですからわれわれにはどうしようもありません。

だからといってクルーズを躊躇する必要はまったくありません。言葉による多少の苦労も、乗船してしまえばその楽しさと夢の新世界がその苦労を忘れさせてくれます。

お恥ずかしいながら私はあまり英語が得意とは言えません。学生時代は経済学科で、特に語学を勉強をした経験はありません。

旅行会社に入社後に会社の主催する英会話教室にでたり、NHKのラジオ英会話教室を録音して出勤途中の車内で聞いたりといった程度で、あとはやはり現場での出たとこ勝負の経験の積み重ねでしょうか。

でも今まで英語が得意でないからと言ってイヤな思いをしたことはありませんし、ますますクルーズが好きになっていますよ。

執筆者 | 小林 進
クルーズ
マスター
1973年物流系の大手旅行社に入社、海外パッケージの販売促進を担当。5年後に団体営業の部署に移動、企業研修視察や国際交流基金・歌舞伎の海外公演など日本の伝統文化団体の海外交流ツアーなどを主に営業を行う。1985年からは、「友情の船」と題した小中学生のグアム・サイパンへのクルーズ研修企画をフジテレビおよびその系列の数局と10数年に渡り実施。またシニアの洋上研修なども実施しながら外国客船を利用した一般海外クルーズの企画販売にも取り組む。2001年にクルーズ専門旅行社に移り本格的に海外クルーズの企画販売を15年以上専任担当、2016年からクルーズバケーションで現在に至る。以前より若い世代のクルーズ体験や研修に注目し、大学や専門学校の研修クルーズに力を注いでいる。海外添乗・出張は200回以上、クルーズ添乗は国内外で約150回以上、世界中の客船やリバークルーズ船に乗船し訪れた寄港地は200都市以上におよぶ。(2008年日本外航客船協会クルーズマスター認定/認定番号0026)
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