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TRAVEL NOTES
クルーズ旅行記

クルーズのお土産

2022.05.18
クルーズエッセイ

楽しい旅行をしたら家族や知人、そして自分にもお土産が欲しくなるものです。クルーズの場合にはどんなものになるでしょうか。今回はお土産や記念品などを特集してみました。

ロゴ入りの商品

にっぽん丸の人気商品
にっぽん丸の人気商品 写真:吉田あやこ

クルーズのお土産といったら、3つに大別できるでしょう。

  1. 船内ショップなどのロゴ商品など
  2. 本船で頂けるメニューなど記念になるもの
  3. 「かたち」にならないお土産

順番に見てみましょう。まずは写真のようなロゴ商品です。にっほん丸特製の干菓子は、和三盆糖を使った香川県特産。当社を代表すアンクルトリスのイラストをはじめ、本船やお魚、タコ、亀、カニ、波、イルカなどが7色で収まっていますね。どれも可愛くて食べるのが惜しくなるほどです。手のひらサイズで軽く、日持ちするのでお土産に最適。

外国船に比べますと、やはり日本船は日本人向きのお土産が豊富に思えます。ウイスキーなどは重いのですが、船名が入ったものはファンにとっては大切なお宝になるでしょう。

寄港地ならではのお土産も楽しみです。ベニスのガラス製品やアラスカの氷河をイメージしたシャツ、

北欧トナカイのぬいぐるみなど、船内では買えない品を見て歩くのも、市内散策の続きですね。

本船ならではの記念品

初入港記念、メニュー、赤道通過祭
初入港記念、メニュー、赤道通過祭 写真:吉田あやこ

お土産のためにクルーズするわけではありませんが、記念になる品々は持って帰りたいものです。

船内新聞やメニュー、フォトショップで購入した写真などは、乗船記念として思い出に残りますから。

その他どんなものがあるか、写真にしてみました。左端のイラスト画は初入港記念です。英国P&Oクルーズのブリタニア号でハウゲサンド港(ノルウェー)初入港時に、この証明書が全客室に配られました。 

黒いディナーメニューは、2015年10月3日クイーン・エリザベス号の生誕5周年を祝うもの。開くとカラー写真と説明が満載で、見開き6ページという豪華版です。ファンだけでなく、初乗船の方にも大変喜ばれ、英語版を希望された方も。

世界地図が描かれているのは「赤道通過証明書」です。日付、乗客名、船名、船長名が記載され赤道を通過した夜に客室へ届きました。北半球から南半球へ又その逆でも、赤道通過は客船にとって大きな行事のひとつです。飛行機ではあっという間のでき事ですから、羽田からシドニーへ飛んでも証明書は出ませんよね。

無料で頂ける記念品はまだあります。処女航海や最終航海、創立記念日、姉妹船の同時入港、特別なチャータークルーズなど。これらの記念品は船社にとっても良い宣伝効果があると思います。

個人で撮った写真や動画の数々も忘れられません。最近はスマートフォンがありますから自撮もでき、楽しんでいる画像をリアルタイムで転送できます。これもクルーズ記念になるでしょう。

「かたち」にならないお土産

クイーンヴィクトリア
クイーンヴィクトリア 写真:吉田あやこ

最後は、心に残る感動的な体験を挙げましょう。他の旅行でもできますが、クルーズらしい楽しさがあります。それは出あい。「出会い」と書かないのは、相手が人間とは限らないからです。人や動物、素晴らしい自然と出あえるのがクルーズといえます。

人と出会う

数百人、数千人もの人と同じ船内で過ごすクルーズは、友人ができやすい環境です。生涯の「船友」になった、という方や結婚するカップルも誕生します。レクチャー講師の話や人柄に感動したり、ダンサーの優美さに圧倒されるということもあるでしょう。

割と多いのが偶然の出会いです。遠い親戚の伸介さんと廊下でバッタリとか、女学校時代の京子さんがレストランで隣に座っていた、などという話を私は数えられないくらい聞きました。誰にも予想できない出会いもクルーズの魅力でしょう。

動物

すべてはその時の運、といわれるのが自然界の動物たちとの出あいです。イルカ、鯨、ラッコ、白熊、ペンギン、シャチ、アホウドリ、白頭鷲、トビウオなど、見られたらラッキーですね。動物たちを発見したら、操舵室から船内放送があることが多く、急いで屋外へ向かいます。 

あっ、あそこにいる!潮を吹いた!などとデッキで他の乗客と共有する時間は、クルーズの醍醐味のひとつ。数時間のホエールウオッチング船とは違い、どこかに連帯感があります。

自然

一度は船上で日の出を見たい、と多くの方が仰います。海から上がる太陽を見るのはまるでイベントのよう。南太平洋などで夕陽をみると、その色合いの濃さに驚くでしょう。南極クルーズでは動物観察だけではなく、巨大な氷河の蒼さを肉眼で見られることも特典といえます。テレビのドキュメンタリーではなく、クルーズなら自分の体で自然そのものを満喫できるのです。

執筆者 | 吉田あやこ
クイーンエリザベス2世号と初代飛鳥元クルー、現職はクルーズアンバサダー。
クルーズバケーション社のコーディネーターを経て現職。英国在住30年。
クルーズガイド取材アシスタントなどを含め、世界の客船約100隻に35年の乗船経験あり。
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