昨今は世界的に厳しいニュースが続いています。長引く紛争や温暖化による自然災害はテレビの画像で見るだけかもしれません。しかし物価上昇などは毎日の生活に影響していますね。さらに円安な状況で海外旅行や外国船のクルーズ等から足が遠のいても不思議ではありません。
いくらクルーズが好きでも頻繁に行ける方ばかりではないでしょう。しかし夢を諦めるには少し早いと思いませんか。「乗ってみたい」「行ってみたい」という気持ちを大切にして、クルーズの夢リストを作ることが出来ます。英語ではWish List（ウイッシュリスト）と呼ぶ、願いごとの一覧表を作ってみましょう
気軽にリストを作成する
まず必要なのはペンとメモです。またはパソコンやタブレットでもかまいません。予算や時期などを一切考えず、シンプルに行きたいクルーズを書いてみましょう。「いつまでに実現する」という目標を
設定しないのがコツです。ストレスになりますから。
仕事の都合や体調、家族の都合などクルーズを中止したり延期することも考慮して臨機応変に。たとえ銀婚式の記念クルーズであってもピッタリ２５年目である必要はないと思います。近所に住むご夫婦はご主人の還暦祝いが遅れて６４歳の時になりました。
「やっと休みがまとめて取れたので」長いクルーズに出かけたのです。
クルーズの選択肢はとても多い
では実際にどんなクルーズがあるものでしょうか。例として以下を挙げてみました。
・日本語を使いたい→日本船、日本語対応の外国船
（初めての方やシニア向き）
・日本から乗りたい→日本発着クルーズ
（飛行機が苦手な方など）
・ショートクルーズ→日本船の花火やワンナイト
（初めての方や長い休みが取りにくい方など）
・世界一周クルーズ→日本船、外国船
（一周ならば記念日に、区間乗船はお試しにも）
・大型の外国船→日本発着、フライ＆クルーズ
（ファミリー向き、夏休みや年末年始などに）
・新造船に乗ってみたい→日本船、外国船
・処女航海を体験したい→日本船、外国船
・小型ラグジュアリー船に乗りたい→記念日などに
・５つ星客船や有名客船に憧れる→記念日などに
・アラスカや北欧→夏向きのフライ＆クルーズ
・カリブ海やパナマ運河→通年のフライ＆クルーズ
・南極でペンギンを見たい→探検船クルーズ（冬）
・オーロラを見たい→北極圏へ行く通常客船（冬）
・帆船クルーズ→東南アジアや南太平洋、カリブ海
・クリスマスや年末年始クルーズ→日本船、外国船
・ワイン＆グルメクルーズ→リバー船や大西洋横断
目的に叶うならどの客船でもいい、という場合もあるでしょうし、特定の客船にどうしても乗りたいという方も多いはず。客船のサイズでいえば小型や中型の客船は殆どの経費が含まれるインクルーシブを採用していることが多いので、贅沢な船内ライフを楽しめるでしょう。ファミリーよりも大人向きで落ち着いた雰囲気が特徴です。それに対して大型船は娯楽施設が充実していて夜のショータイムも豪華でバラエティーに富んでいます。昨今は客船の数が増えてきましたから選ぶのに困るほど。リストにはクルーズがいくつ並びましたか？何隻の客船を選びましたか？
情報収集からクルーズは始まる
夢がいつ叶うか分かりませんがリストを書いたら下調べや準備をしたくなりますね。今はネット検索ができ、とても便利になりました。客船名や航程、客室の種類、値段、取り扱いの旅行社などがすぐに分かるものです。またクルーズ専門の旅行社が説明会を開く時はぜひ参加して資料を集めましょう。
クルーズマスターなどが在籍する専門の旅行社にあなたのWish Listをそれとなく伝えておけば、いつか役にたつ時が来るかもしれません。たとえばこんな情報が入ってくることも考えられます。
・ドタキャンがあり完売のクルーズが乗船可能に
・格安フラッシュセールが始まった
・お一人様の追加料金が大幅な割引に
・予約しにくいショートクルーズが申し込み可能に
・処女航海の優先予約が発表された
クルーズ経験豊富なスタッフならお客様のニーズを把握して対応します。たとえばこんな場合です。
「地中海クルーズでバルセロナに行きたい。新しくなったサグラダファミリアを訪ねるのが夢。外国船は苦手なので日本船で行けないかしら？」
地中海クルーズならばフライ＆クルーズで外国船が一般的。しかし年に一回だけあるチャンスを紹介してくれるでしょう。それは世界一周クルーズ区間乗船という手です。２０２５年の５月には飛鳥Ⅱがバルセロナに寄港するため日本人ガイドのツアーに参加すればサグラダファミリア入場が可能に。
最後に、クルーズのWish Listを作成する利点をお伝えしておきましょうか。それは毎日の生活にハリが出ること。よし、パナマ運河クルーズに挑戦するぞ。こんな夢を描いたら、私たちは「貯金」を始めます。資金だけではありません。健康をキープしなければなりませんし、英会話を始める人もいるでしょう。有給を貯め、職場や親戚、友人たちとも穏やかな人間関係を保つことも必要。夢のクルーズに向かう途中の毎日も楽しめたら、料金以上の価値があるというものです