この頃は人生100年時代だといわれています。
介護不要で、最後まで自分らしく生きられたら最高ですね。
世界の長寿者は良い食事をし適度な運動を欠かさず社交的な暮らしをしている人が多いという報告も。
この3つは偶然にもクルーズの利点として知られています。
非日常の世界が楽しめ健康増進にも役立つ要素があるなら利用しない手はありません。
さて具体的にどんなクルーズが理想なのでしょうか。一緒にみてみましょう。
目次
食べ過ぎ飲み過ぎにご用心

通常クルーズの料金は申込時に前払いをします。
殆どの食事代や船賃、宿泊代が含まれるのであとは個人的に船内で利用した料金を支払い最終下船するというシステムです。ダイニングルームやブッフェのメニューは日替わりで同じものはほぼ出ません。
よって自宅で食事するより多種類でカラフルな季節の野菜やフルーツ、魚介類、肉類を選べるのです。
悩ましいのは食事が料金に含まれているのでつい食べ過ぎてしまうこと。
コース料理のディナーではいつも食べないデザートまで注文してしまいがち。
食べ過ぎ飲み過ぎをコントロールして食事を楽しむには?以下は私のご提案です。
A 毎食前にレモンのスライスを
クエン酸の効果で食欲が抑えられ血糖値の急上昇も緩和すると言われています。
どの客船でも無料で頼めますから、レモン水にして飲んだり食事の前に
ちょっとかじってもよいでしょう。
B 多種類でレインボーカラーの食品を
ブッフェの食事は好きなものを選べる方式です。
クルーズでは多くの食材が並ぶのが常ですが新しい食材を試してみませんか。
南国フルーツやメキシコ風スープなどがあったらお勧めです。
彩りよく七色になるようお皿に取ると栄養のバランスもよくなります。
C よく噛む
早食いは肥満のもとです。
ゆっくり食べれば唾液がたくさん出て消化を助け食べ過ぎ防止に。
食べる順番は野菜→タンパク質→炭水化物にするのが理想だと言われています。
客船では最初にパンとバターが出ますが私は少なくとも前菜が届くまで、レモン水や緑茶をちびちび飲んでパンをがまんしています。
運動をクルーズの楽しみに

朝起きてデッキを歩くのは気持ちがよいものです。
車椅子の方や白い杖をついている方も潮風にあたると、やはり気持ちよさそうにされています。
船内はバリアフリーなので多くの方にとって移動しやすい環境です。
船上ではどんな運動が可能でしょうか。
A 朝晩のウオーキング
お天気が悪ければ船内を歩きます。
客室のデッキを手摺りにつかまって食前や食後に一周しましょう。
客船は不夜城ですから深夜になっても廊下の照明は消えません。
船内ジムでウオーキング用スティックの貸し出しをしていたらぜひお試しを。
両腕を使うので運動量が増えますし、体の支えにもなりますよ。
B イベントに参加する
簡単なストレッチやエアロビクス、ヨガ教室など船内新聞をよく読んでクラスを探します。
有料でも陸上のジムより参加しやすいのがクルーズならではの特典でしょう。
C 座る時間を減らす
ウオーキングやストレッチ教室に参加するだけが運動ではありません。
スキマ時間を利用して筋トレも出来ます。
船が揺れていない時に限りますが朝の歯磨きをしながらスクワットや踵の上げ下げなども。
また女性のみなさん、お化粧やドライヤーをかける時に、座らないという選択肢もあります。
もちろん体力には個人差がありますが階段昇りよりも「立ち時間」を増やすほうがラクな運動ではないですか。
立つことで筋力を使い、体重がかかるので骨密度も上昇すると言われているのです。
クルーズで社交術を磨く

話すのが好きな方なら、乗船中にたくさんの友人ができるかもしれません。
しかし人づきあいが苦手なら、いくら健康によいと言われても何を話したらよいか悩むことでしょう。
誰でも簡単にできそうな3つの方法を挙げてみました。
A 笑顔で挨拶をする
廊下やエレベーターホールの前で出会ったら一言。例)「おはようございます」「グッドモーニング」
たったこれだけなら簡単ですね。
乗客だけではなく客室係やウエイトレスにも忘れずに。
最後にニコッと微笑むのがコツです。
毎日続ければそのうち他人に話しかけるのがラクになるはず。
B 褒める事を2つ探す
お世辞ではなく心から思った事を伝える練習です。
例)「そのピンクのTシャツ、素敵ですね」
大切なのは必ず2つ褒めること。
上の場合なら間髪を入れず「とてもお似合いです」または「若々しく見えますよ」という具合に。
褒められて不快になる人はいません。人と繋がる楽しさを味わいましょう。
C デジタル時間を減らす
スマートフォンやタブレットに目を落としていると、目の前の人たちとコミュニケーションが取れず社交タイムも減ってしまいます。
メール確認などを最小限にして、現在クルーズしている人たちと時間を共有したいものです。
お土産や寄港地観光よりも人と語り合った経験は素晴らしい思い出になるはずですから。