旅行の新しい形としてのクルーズは2025年もきっと注目されることでしょう。
物価高であってもホリデーはやはり必要ですよね、たとえ引退しても。
クルーズは移動や食事、宿泊、エンターテイメント等が含まれているためお得な旅行です。
今回は2025年に運航されるクイーンエリザベスのクルーズをご紹介しましょう。
3月29日から計6本の横浜発着が発表されました。
初めてクルーズされる方へ

クルーズが初めての方はいらっしゃいませんか。
どの客船を選ぶか、多くの選択肢があって悩む方も多いでしょう。
価格や船の雰囲気、日数、クルーズの時期そして寄港する場所など考慮すべき事が沢山あるはず。
しかし極めて簡単なチョイスもあります。
それは初めてだからこそ「世界で最も有名な客船」に乗ってみる、という選択です。
申し込み、乗船日まで指折り数えて楽しみに待つ、というクルーズデビューに相応しいのが英国を代表するクイーンエリザベスではないでしょうか。
昨今はフォーマルという服装規定は殆どの客船には存在しません。
出来るだけ気楽にクルーズを楽しみたいという人々が増えたからです。
しかし伝統的に本船には「非日常の世界」を優雅に楽しむという船旅の習慣が今も残っています。
英国人の夫と記念のポートレートを撮りました。
ブラック&ホワイトというフォーマルの日で、船内の数か所から好きな場所を選んでプロのカメラマンがパチリ。
紙焼きに加え、デジタル版も入手できるので親戚や友人たちにラクに送信することも可能。
有料サービスですが「あのクルーズは楽しかったね」と、一生の思い出になりました。
女王船デビューの楽しみ

今まで何回かクルーズをしたけれど「クイーン」という名がつく女王船に乗ったことがなかった、という方々に船内でお会いした事があります。
いかに本船が英国風であるか、驚いていました。
「クルーや英国人の乗客はブリティッシュ英語なのですね」「チーズ好きの私は英国チーズが食べられて幸せ」
またある女性は社交ダンスを礼賛されていたのです。
「今回は見ているだけだったけれど次回は私だってシューズを持参して挑戦するわ」とのこと。
世界の客船にはそれぞれ特徴があります。
米国やイタリア、フランス、北欧、ドイツなど船社によりそれぞれお国自慢の料理も提供してくれるものです。
クイーンエリザベスで最も代表的な料理とは?それは「ビーフ・ウエリントン」です。
日本語で「特上牛フィレ肉のパイ皮包み」などと訳されていますね。
女王船に乗ったら一度トライしてみたい名物料理。
ステーキとは異なり、大きな塊肉をオーブンで焼くため旨味が出て肉も柔らかくジューシーに仕上がります。
英国でもパブやレストランでは滅多にこんな上等なビーフにはお目にかかれません。
これが料金に含まれているのですから、ラッキーです。
そのほか英国風パブの定番フィッシュ&チップスをランチで頼んだり、午後はアフタヌーンティーでクロテッドクリームを焼きたてのスコーンに塗って試食したり、ディナー前にクイーンエリザベス特製のジンを使ったジントニックを注文したりすれば、日本発着クルーズでも英国気分になることでしょう。
日本発着クルーズの恩恵を2025年に

最後に、キュナード社のリピーターとして女王船に何度か乗船された方の場合を考えてみましょうか。
かつてクイーンメリー2という旗艦で英国から米国まで行かれたかもしれません。
またはエリザベス号とそっくりな双子の姉船クイーンビクトリアで北欧クルーズをしたり、新造船クイーンアンで地中海へ行かれた方もいるはずです。
乗船回数&日数によって同社では5色のクルーズカードに分けています。
初乗船なら赤で、1回目のクルーズ後はシルバーという具合です。
期限はないので自分たちのペースでゆっくり回数を重ねていき「ワールドクラブ」のさまざまな特典を享受するとよいでしょう。
フライ&クルーズに比べ、日本発着クルーズには異なる魅力があります。
欧米からの乗客と共有する日本を再発見する体験、とでも言えるでしょうか。
「なぜ日本人は○○するの」「日本の△△は小型」
「トイレが素晴らしい」などと、彼らは私たちに次々と質問してきたり賞賛の言葉をかけてくるでしょう。
私たちには当たり前な事でも、世界的な視野を見聞できるのがジャパンクルーズの特徴なのです。
4月16日便は大阪・関西万博にも行ける10泊のコースです。
大阪港に一泊し万博ツアーもあり。
4月26日の便はGW沖縄リゾートと台湾クルーズで「クルージング」という終日航海日が5日間あるのが特徴です。
海の景色を楽しみ、イベントや食事、カジノ、スパ施術などを満喫する時間もタップリ。
2025年以降いつクイーンエリザベスが日本に再び戻ってくるのか未だ発表されていません。
可能ならば横浜からラクに乗下船できる恩恵を味わっておきませんか。
飛行機を利用せずに世界の一流客船に乗るのは環境に良いエコなクルーズでもあります。