クルーズの航程によっては港に着岸せず沖に停泊する場合もあります。
この場合はテンダーボートや地元の通船を利用して上陸となるのが通常ですね。
どんな手順で進められるのでしょうか。
客船サイズによる違いとは?今回はこんな疑問に答えながら、逆説的に寛ぐ方法もご紹介したいと思います。
目次
テンダーボートに乗る手順(中型または大型船)

停泊日の一般的なスケジュールをご紹介します。
流れとしてはツアー参加者が先に上陸し、次に自由行動の人がテンダーボート整理券の順に降ります。
その後空いてきたらテンダーボートの整理券は不要となります。
- 予定の場所に到着したら錨が降ろされ停泊
- 船内アナウンスで上記の報告あり(クルーの先発隊が上陸準備を開始)
- 船社主催ツアー参加者の上陸開始(ツアー券に記された場所へ指定時間までに集合ツアーの人はテンダーボート整理券は不要)
- 自由行動の人はテンダーボート整理券を入手(指定されたラウンジで到着順に配布されます)
- お昼頃にはテンダーボートの整理券が不要に(「もう整理券は不要です」というアナウンスあり)
乗客数や天候、他の状況によって所要時間は変化します。
大型船は乗客数が2千5百人以上になり、ダイヤモンド・プリンセス(乗客2千7百人)などが一例です。
大型船ならではの楽しみが満載ですが、このサイズになりますと停泊日は早く降りたい人で混みあったり、テンダーボート整理券をもらうのも時間がかるもの。
時間に余裕をもちイライラしないのがコツです。
中型船は乗客数750~2千5百人になります。
エクスプローラⅠ(乗客922人)などが該当し、大型船に比べて待ち時間も少なくなり、人の流れもスムーズに。
本船にはテンダーボート乗船に使えるエレベーターが設置されていました。
通常は階段を使って降りますが車椅子の方やベビーカーでさえ、テンダーボートの直前まで進めるのです。
高級船であることがグルメなどだけでなく乗客の便宜を考慮しているところに現れていました。
小型船や探検船

さて次に乗客数250~750人の小型船はどうでしょうか。
飛鳥Ⅲ(740人:2025年12月や三井オーシャンフジ(458人)はその代表格。
混み合わないようテンダーボート券の配布をデッキ順などにしたり、地元の大型ボートを運航し一度に多くの乗客を運ぶという工夫もされているようです。
外国船籍のラグジュアリー客船ではテンダーボート乗船を待つラウンジで、寄港地の紹介ビデオを流したり、クルーズスタッフが軽いトークで楽しませてくれることもあります。
同じ小型船でも探検船という分類になりますと、船尾のマリーナというプラットホームからテンダーボートに乗船できる利用者本位の客船もできました。
階段の代わりにデッキに幅広いスロープがあるためノーステップで誰でもラクに乗れるのです。
最近の客船はより多くの方に楽しんでいただけるよう進化しているといえるでしょう。
「上陸より船内を楽しむ」という選択も

最後に究極の選択をご紹介します。
それは停泊日は上陸せず、船内でゆったり過ごすというチョイス。
寄港地に着いたからといって必ずしも降りる必要はありません。
上陸しないという理由はさまざまだと思います。
テンダーボートに乗るのが不安で苦手、体調がすぐれない、ボートが小さいので酔うと心配、などなど。
上陸しなければ、みなさんが降りた後の静かな船内を楽しむことができるのです。
・贅沢な窓側の席でランチを楽しむ
人気の席もこの日なら座れる可能性大です。
・スパやジムに行ってみる
入港日はマッサージなどの割引があることも。
予約をすればサウナやジェットバスが利用できる客船もあります。
パーソナルトレーナー(有料)から自分に向く簡単な運動メニューを作ってもらうのも一つのアイディアです。
・日本船なら大浴場やライブラリーへ
空いているお風呂は最高ですよね。
みなさんの帰船前にタップリ楽しみましょう。
私はライブラリーが大好きです。
入港日はイスも空いていますし、雑誌や新聞、さまざまなジャンルのハードバック、新書、文庫本をゆっくり手にとれますので。
・海と新鮮な空気を楽しむ
デッキをのんびり歩いたり船内でお茶を飲みながら海がある景色を愛でるのは停泊日ならでは。
上陸をしないことで生まれた時間をシンプルに過ごすことはひと味違ったクルーズの醍醐味だと思いませんか。
・空いているレセプションを利用する
質問したいことがあっても常に行列ができているとなかなかチャンスがありません。
しかしこんな時に聞きたいこと、困っていることを聞いてもらえます。
特に下船が近づいている時はベストタイムですね。