今回は三井オーシャンフジの新たな魅力をお届けしましょう。クルーズで多くの方が期待するお食事と船内イベントやエンターテイメントそして寄港地や航路についてご紹介します。
フレンチから和食、中華まで

本船では船内の5か所で食事ができます。その日の気分でグルメな食事や軽食が選べるは豪華ですし殆どがクルーズ料金に含まれているのが特長です。
- ザ・レストラン富士(メインダイニング)
- プールサイドレストラン湖畔(カジュアル)
- テラスレストラン八葉(ブッフェ)
- 北斎ファインダイニング(有料フレンチ)
- ルームサービス(朝食を含み24時間対応)
就航時話題になったのは著名な三國清三シェフの監修による日本人向きフランス料理です。一品ずつ絵のように美しく盛り付けられたコース料理に誰もが感嘆するでしょう。手長エビやフィレステーキ、ワゴンで運ばれる欧州のチーズやカラフルな小菓子の盛り合わせなどは、有料で予約する価値が十分にありました。
しかし毎日の何気ない食事やスナックなども大変美味しく頂くことができたのです。写真のビーフはメインダイニングの一例です。無料で頼める数種類の赤ワインからグラス一杯を注文して堪能しました。
お昼のブッフェでは姉妹船にっぽん丸風のカレーや中華のエビチリソース、黒酢あんかけ焼きそばなども出て、つい食べ過ぎに。しかし午後になると屋外のデッキであっさりした麺類や船内の中心スクエアで出来立てのおにぎりなども試食し三井オーシャンフジの「食」を味わいつくす体験ができました。
プロダクションショーから瀬戸内海のお話まで

小型船の良いところはコミュニケーションが密になることでしょうか。昨年12月のクルーズで感じました。アートクラフト教室でクリスマスカードを作った時は同じテーブルの人とクルーズ談話で盛り上がったり、温水プールで泳いでいたら「寒くないですか」と声をかけられたり。写真のように富士山が拝めた時はデッキにいたみなさんと「幸せですね」と感激したのです。
ディナー後のお楽しみは日替わりのショータイムです。歌やクラシック・コンサートそして華やかなミュージカル風のプロダクションショーなど。特筆すべきは上演後でした。会場オーシャンステージの出口に出演者が並び、乗客に挨拶してくれたのです。素晴らしかった、という声を伝えられますし出演者もきっと嬉しいはず。温かいおもてなしですね。
またクルーズ中に船上から見える景色や海事情報を詳しく説明してくれる機会もありました。難所として有名な来島海峡や備讃瀬戸の話を聞いたおかげで、翌朝4時に明石海峡大橋を見学できたのです。経験豊富なアシスタントクルーズディレクター氏はクルーズ最後に屋外デッキで東京湾から見える景色を実況アナウンスしてくれました。浦賀水道や現存する要塞の島など、デッキは寒かったのですが大勢の人が参加しクルーズらしい体験を楽しめたのです。
「美しい日本の船旅」

乗船したクルーズは東京港発着で寄港地は以下の通りでした。
- ・伊予八幡浜(愛媛県)通船
- ・別府(大分県)
- ・釜山(韓国)
- ・松山(愛媛県)
- ・神戸(兵庫県)
商船三井クルーズがかかげているテーマ「美しい日本の船旅」を実際に感じたのは私だけでしょうか。写真の伊予八幡浜港では特に歓迎されたと思います。週末だったせいか、地元の家族連れも港付近で開催されたイベントに来ていたせいもありますが。地元名物のみかんや絞りたてジュースもいただきました。
次の別府港では湯布院へ行く自由行動型の本船ツアーに参加しました。バスで往復2時間強かけて現地へ向かい、各自で散策して戻るというものです。
ガイドさんが通常の観光客と同じように詳しく説明してくれたので予想以上に楽しめました。
唯一の外国である釜山と松山ではシャトルバスが無料で運行されツアーに参加しない方々も多く利用。港から市内までのアクセスが確保されていました。
最後の神戸港ではあいにくの雨でしたが着岸場所がポートターミナルだったので下船したら目の前の駅から市内へ向かう方にはとても便利だったはずです。
一言でクルーズと言っても世界一周や日本一周のような大きいものから夏の花火を見るだけの一泊二日といったショートクルーズまでさまざまです。
三井オーシャンフジがめざすのは、丁度よい長さで普段行かないような美しく小さな寄港地へ私たちを連れていってくれる、というクルーズのようですね。
かつて国鉄の宣伝に、ディスカバージャパンというのがありました。まさにこれの船旅版でしょう。
今年9月19日、姉妹船の三井オーシャンサクラがデビューします。本船は日本船籍を取得するためクルーズのたびに外国へ寄港する必要はありません。
すなわち一週間以内という短めのクルーズが可能になるというわけです。クルーズの新しい扉がさらに多くの方に開かれることでしょう。